太陽光発電は、市場的にはまだまだ新しい商品だけに、設置業者選びを間違うと
大変なことになっています。いくつか事例を見て行きましょう。
1. 悪徳訪問販売パターン
このパターンは、「悪徳業者と言えば、これ!」というほど有名ですね。
以前マスメディアなどで話題になった
・ 訪問販売による強引な勧誘
・ 太陽光発電の発電量・光熱費削減効果の誇大説明
・ ウソのシミュレーション
・ 高額契約書にハンコを知らぬ間に・・・
・ 契約して工事代支払ったが工事に来ない。事務所に電話しても出ない。
といったパターンも、まだあるにはあります。
裁判にまでなった一例はこちら
http://www.kokusen.go.jp/hanrei/data/200812.html
2. 低品質な製品・部材&低レベル工事パターン
低品質な製品(メーカーテストに合格していないB級品)や粗悪な部材を用いた上に、低レベルな工事をして、設置後不具合・故障が発生し、全く使いモノにならない・修理代がバカにならない といったケースです。
このパターンは素人には簡単には判別不能だと思います。
素人 vs それなりに専門家で、不明なところ・不安なところを気付き、突っ込みを入れなくてはなりません。
しかし、太陽光発電の設置後の不具合は意外に多く17.5%もあります。
3. 無資格者工事パターン
また、無資格者に工事をさせるケースも多数報告されています。
※(株)ミドリ電化:DEODEO(デオデオ)と同じエディオングループの家電量販店。兵庫・大阪・
京都などの近畿地方をメインに、家電の販売、設置工事を行っている。
電気工事だけで年間22863件実施している大手。
しかし・・・
これは氷山の一角です。
姉歯建築の耐震偽装事件やニチアス、東洋ゴムの耐火偽装事件など、大きな事件の方が、マスメディア関係者には興味を引くようで、消費者一人一人に関わる小事件はあまり報道されません。
なので、みんな、深刻な事態を知らないままになっているのです。
しかし、全国の消費生活センターには,毎年26000件を超えるリフォーム工事の相談が寄せられており、悪質なリフォーム工事による消費者被害が社会問題となっています。
中でも、今流行りの『太陽光発電』に関係したトラブルが急増しています。
相談せずに、泣き寝入りしている方々も含めると、とんでもない数になると思います。
流行りに乗って、ビジネスチャンスとばかりに悪徳業者が一攫千金を狙っているのです。